KIRARITO MAGAZINE

キラリトギンザWEBマガジン

キラリトギンザWEBマガジン 2024年1月号

年の始まりは、吉兆なスタートを

日本橋「麒麟像」

2024年新たな年を迎え、今年も幸多き健やかな一年が過ごせます様、縁起物を求めて銀座散歩です。キラリトギンザが面する「中央通り」を、日本橋方面へ真っ直ぐ進むと「日本橋」にたどり着きます。

日本橋は、東京都中央区の日本橋川に架かる二連のアーチが美しい石造橋で、中央の柱には有名な青銅製の「麒麟像」が迫力を放っています。

キリンと聞くと、動物園などで見る首の長い動物が思い浮かびますが、日本橋の「麒麟」は中国神話に現れる伝説上の動物とされており、その外見は鹿の様で、顔は龍、牛の尾と馬のひづめもあり、角も生えています。そして、その姿は招福の印として崇められているのです。また背中には日本オリジナルで施された翼もあり、「日本の道路の起点となる日本橋から飛び立つ」という願いが込められているそうです。

現在の日本橋は20代目に当たると言われ、江戸で多かった火事で幾度と焼け落ち架け替えられ、関東大震災や東京大空襲をも耐え抜いた強い橋なのです。

東京市の繁栄を願い佇む、誇り高き霊獣「麒麟」の守り神としてのパワーを感じ、ご利益いただけた気がします。

 

キラリトギンザ 6F|銀座の金沢

時代と人々の架け橋として、街を繋ぐ「橋」がキラリトギンザにも存在します。金沢の魅力を多くの人たちに感じてもらいたいという思いから、金沢で活躍する陶芸家や漆芸家の作品等の展示会を常に開催し、銀座と金沢を繋ぐところ「銀座の金沢」。

ただ今、店頭では近づく桃の節句に向けてひな祭りの品々が華やかに並んでおります。

■加賀てまり(松本いづみさんと加賀てまり毱屋さん)
ころんとした丸い形が可愛らしい、てまりのおひなさま🎎 金沢では、手縫いのまりを魔除けとして嫁ぎ先に持っていく習慣があり、「加賀てまり」として伝統を受け継いでいます。まりの中には鈴が入っており、鈴の音がよく鳴る=その人が良くなるという掛詞で、縁起物として今も伝えられています。

■ミニ雛人形(中村多喜美さん)
大変珍しい陶の三段飾りのお雛様です。少し吊り上がった目元にも愛しさが溢れます。

■雛人形(中村多喜美さん)
九谷焼らしい華やかな色合いの衣装をまとった雛人形。愛らしい丸いフォルムで、目をつむり穏やかで優しいお顔をしています。

■雛人形 BENI (山下紫布さん)

鮮やかな色絵に黒と金彩を効かせたモダンな絵付けで人気の山下紫布さんの雛人形。新しい九谷色絵の世界をお楽しみいただけます。まんまるにこやかな微笑みが、こちらを笑顔にしてくれる、お嬢様の幸せを願うハッピーな雛人形です。

そして、2月には「ひなまつり展」の開催も予定しています。
「ひなまつり展」
2024年2月7日(水)〜2月25日(日)
ガラス:江本三紀
籐:福岡文子
加賀てまり:加賀てまり毱屋
加賀ゆびぬき:森本道恵
陶磁:上出長右衛門窯、九谷晶窯、多田利子、田圃佳代子、中村亜紀子、中村多喜美、松本いづみ、みやもとともみ、山下紫布
漆:漆芸 文平堂/(有)小原文平堂漆器店(板皿)
*通常会期より1日短いのでご注意ください。
*2月20日は休館日です。

ぜひこの機会にお立ち寄りください。

dining gallery 銀座の金沢

キラリトギンザ 6F

Tel: 03-6228-7733
営業時間:
ギャラリー 11:00~19:00
ダイニング 11:30〜22:00 ※14時〜17時まではクローズ

オフィシャルサイト:
https://www.ginzanokanazawa.jp/